法律の素人、初心者にもわかる、簡単な遺言書の書き方を教えます。相続にまつわる紛争防止の為に遺言書、エンディングノートを活用しましょう。

自筆証書遺言

自筆証書遺言とは

自筆証書遺言とは、遺言者が、その全文、日付及び氏名を自書する遺言のことです(民法968条)。

自筆証書遺言は、自分ひとりで作成することができ、いつでも気軽にできるのがメリットですが、書き方を間違えると無効になるリスクや家庭裁判所での「検認」手続(民法1004条)が面倒であるというデメリットがあります。

自筆証書遺言の要件

  1. 日付を書くこと
  2. 氏名を書くこと
  3. すべて(日付、氏名も含め)自筆で書くこと
  4. 遺言者が押印すること

自筆証書遺言を作成上の注意点

すべて自筆する必要がある

すべて自筆であることを注意してください。パソコンで作成して氏名と日付のみ自署ということは認められません。

自署できない場合は他の方式で遺言します。

公正証書遺言(民法969条及び969条の2)

遺言者は、公証人に対して、口述することにより遺言することができます。

秘密証書遺言(民法970条〜972条)

秘密証書遺言は代筆でもかまいません。

日付は明記する

「2015年1月吉日」など、作成日が特定できない表現は無効です。

自筆である必要があるので、当然に日付のスタンプ等も無効となります。

署名、押印する

通名やペンネームなども論理上は可能ですが、戸籍の通りのフルネームで書く方が良いでしょう。

印鑑については特に定めがなく認め印でも問題はありませんが、後のトラブル防止の為には実印の方が良いでしょう。

加除訂正

書き間違いの訂正、脱字の挿入や文章の追加などは、法律が定めた方式に従う必要があります。可能であれば、はじめから全て書き直ししたほうがよいでしょう。

加除訂正方式(民法968条第2項)
「自筆証書中の加除その他の変更は、遺言者が、その場所を指示し、これを変更した旨を付記して特にこれに署名し、かつ、その変更の場所に印を押さなければ、その効力を生じない。」

封筒に入れて封印す

法律上の封印は強制されていませんが、変造のリスクを避ける為に自筆証書遺言書は封筒に封印して保存しましょう。封印は、押印に用いた実印を用いると良いでしょう。

「封印のある遺言書は、家庭裁判所において相続人又はその代理人の立会いがなければ、開封することができない。」(民法1004条第2項)。

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